子どもに絵本を楽しんでもらうために何冊も用意した結果…「子どもの本が多すぎて片付けられない」「子どもが本を読んでくれない」「読んでも片付けない」などの悩みをお持ちの方は多いはず。
この記事では、子どもが自分から本を手に取り、片付けを習慣化するための絵本の整理と収納のコツを紹介します。これを試してみることで、子どもがより本に親しみ、片付けも楽しくなる環境を整えることができますよ!
絵本を整理するメリット
整理整頓された本棚には、子どもにも親にも大きなメリットがあります。まず、子どもが自分で本を見つけやすくなり、読書の時間が増えるでしょう。また、すっきりとした本棚は見た目も良くなり、家全体がきれいに見えます。さらに、整理整頓の習慣を身につけることで、子どもが自立し、自分の持ち物を管理する力を育むことにつながります。
絵本を全て出して確認してみよう
まずは、家にあるすべての絵本を一度出してみましょう。子どもと一緒にこの作業を行うと、どんな本があるのかを子ども自身が理解しやすくなります。「この本はまだ読むのか」「もう必要ない本はないか」を一緒に話し合いながら整理することが大切です。親が管理するだけでなく、子どもも参加することで、自然と整理整頓の意識が身につきます。
絵本の適正な量を考える
すべての絵本を出した後は、どの本を残すか、どの本を手放すかを考えます。限られたスペースに全ての絵本を置くことが難しい場合は、適正な量に絞る必要があります。子どもが自分で管理できる量を目安に、適度な量に調整しましょう。季節ごとに本を入れ替えるのも効果的です。入れ替えるたびに、新鮮な気持ちで読書を楽しむことができますよ。もう読まなくなった本は、友達に譲ったり、寄付できると、気持ちよく手放しやすいですね。
絵本の分類と収納法
絵本の量を決めたら、次に分類と収納を考えましょう。具体的な分類方法を以下にいくつか紹介します。
ジャンル別に分ける
- 動物の本:動物に関する絵本をまとめる
- 乗り物の本:車や電車などの絵本を集める
- しつけの本:就寝、トイレ、歯磨きなど生活習慣の本
- お話の本:フィクションなどの物語が中心の絵本をまとめる
メリット:子どもが興味のあるジャンルを見つけやすく、新しい本も追加しやすい。
デメリット:ジャンルが多すぎると管理が難しくなる。
サイズ別に分ける
- 大型絵本:サイズが大きい絵本をまとめて保管
- 小型絵本:小さめの絵本をまとめておく
- 中型絵本:一般的なサイズの絵本を集める
メリット:本棚のスペースを有効活用でき、サイズ感が近い本でまとめると出し入れしやすい。
デメリット:同じ内容でもサイズが異なる場合、ジャンル分けがしにくい。
よく読む人別に分ける
- 長男の本:長男が好きな絵本や学年に合った本をまとめる
- 次男の本:次男が興味を持っている本を集める
- 共用の本:兄弟で共有する本を一緒に保管
メリット:子どもそれぞれが自分の本を管理しやすく、本を選ぶ楽しみが増える。
デメリット:共用の本をうまく管理する工夫が必要(ケンカしないで!笑)。
本の置き方
本の置き方を2つ紹介します。それぞれのメリット・デメリットを考慮して、家庭に合った方法を選びましょう。
背表紙が見えるように立てかける
メリット:本のタイトルが一目でわかり、目的の本をすぐに見つけやすい。スペースを有効活用できる。
デメリット:子どもが小さい場合、タイトルを読むのが難しいことがある。表紙が見えないため、興味を引きにくい。
表紙が見えるように立てかける
メリット:表紙が見えるため、子どもの興味を引きやすい。絵本を選ぶ楽しさが増す。
デメリット:スペースを多く取るため、収納できる本の数が限られる。本が倒れやすく、整頓が難しい場合がある。
どちらの方法も長所と短所があるため、子どもの年齢や好みに応じて使い分けると良いでしょう。例えば、小さい子どもには表紙が見える方法を取り入れ、大きくなってからは背表紙が見える方法に切り替えるなど、柔軟に対応しましょう。
ラベルを活用する
絵本を分類したら、ラベルをつけて分かりやすく表示します。子どもの理解度に合わせて、イラストやひらがな、色などを使うと良いでしょう。例えば、「動物の本は茶色のラベル」「乗り物の本はクルマのマークのシールを張る」など、カテゴリーごとにラベルをつけることで、子どもが本を探しやすくなります。
本棚作りを親子の思い出のひとつに
子どもと一緒に本棚を整理する時間は、親子のコミュニケーションを深める絶好の機会です。子どもが自分の本棚を持つことで、自分のスペースを大切にする気持ちが育ちます。さらに、整理整頓のプロセスを通じて、物の管理方法や持ち物の大切さを学ぶことができます。
整理整頓の習慣を身につけよう
整理した絵本を新鮮に保つために、定期的に本棚を見直しましょう。新しい本を追加する際には、古い本を一時的に別の場所に保管するなどの工夫を取り入れると良いですね。これにより、同じ本でも新たな興味を引き出すことができます。また、図書館を活用して、家の中の蔵書をスリム化することもおすすめです。
絵本の整理整頓を通じて、子どもは自分で物を管理する力を養います。この習慣は、他の持ち物や生活全般にも応用できます。親が手本を見せながら、子どもが自分で考え、行動する機会を増やすことが大切です。これにより、子どもは自然と整理整頓の習慣を身につけ、将来的にも役立つスキルを得ることができます。
まとめ
絵本の整理と収納は、子どもが自分で本を読み、片付ける習慣を身につけるための重要なステップです。この記事で紹介した方法を実践することで、子どもが読書に親しみやすくなり、整理整頓の力も育まれます。ぜひ、家庭で取り入れて、親子で楽しい読書の時間を過ごしてください。
絵本整理を通じて、親子の絆も深まり、子どもの成長をサポートする素晴らしい機会となるでしょう。