子どもにイヤがられず家のトイレ掃除を手伝ってもらうためには?

こそだて

トイレを使った後の汚れがすごく気になるのに、子どもはまったく掃除する気が無い…
そんなお困りごとを抱えていませんか?
毎回「掃除をしよう」と声をかけてもやる気ゼロ、なかなか習慣にならず、結局頼れるのは自分だけ…、といった現実にイライラしてしまう瞬間もあるはず。また、衛生的に子どもに任せても良いのか不安になることもありますよね。この記事では、子どもが自主的にトイレ掃除をするようになるための具体的な方法や、そのメリットについて詳しく解説します。

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子どもの学びにもなるトイレ掃除

トイレ掃除を習慣化することは、単に清潔を保つだけでなく、「身辺自立」という点において、子どもの成長にとっても大事な要素のひとつです。自分で使用したトイレを掃除することは、自己管理能力や責任感を育む大切なステップです。この習慣を身につけることで、子どもは他の家事や学校の課題にも積極的に取り組む姿勢を身につけることができます。

トイレ掃除から学べること

  • 自立心の成長トイレ掃除を通じて自立心が育まれます。例えば、「自分で使ったものは自分で片付ける」という基本的な考え方を理解することができます。これは、将来的に他の場面でも自主的に行動するきっかけとなります。
  • 責任感の向上トイレ掃除をすることで、自分の行動に責任を持つことの重要性を学べます。学校の宿題やクラブ活動でも、責任感を持って取り組む姿勢を身につけることができます。
  • 清潔感の意識清潔さを保つことの重要性を実感します。トイレ掃除は健康にも影響を及ぼすため、日常生活における清潔な環境の大切さを学ぶことができます。例えば、掃除をした後に「きれいになると気持ちが良いね」といった感想を引き出すこともできます。

トイレ掃除のメリット

  • 親子のコミュニケーションのきっかけ一緒にトイレ掃除をする時間が、親子のコミュニケーションの機会となります。例えば、一緒に掃除をしながら「今日はどんなことがあった?」といった日常の話をするのも良いですね。役割分担して、より効率的に終わらせるには?ということを共通目標にして、掃除の仕方を試行錯誤するのもおすすめです。
  • 社会性の育成トイレ掃除は他人も使う場所をきれいに保つという社会的スキルを学ぶ機会です。学校などの公共的な施設のトイレ掃除を率先して行うことは、他人を思いやる気持ちや奉仕の精神を育むことにつながります。
  • 時間管理能力の向上トイレ掃除を日課にすることで、どのタイミングで掃除をするかを計画する習慣がつきます。これにより、学校の宿題や習い事、遊びの時間を上手に管理できるようになります。

トイレ掃除のデメリットとその対策

  • 「汚い」というイメージの克服トイレは「汚い」と感じられやすいですが、掃除後の手洗いや手袋の使用を徹底することで、清潔に保つことができます。また、掃除用具を揃えたり、掃除後に手を洗う習慣を身につけることで、衛生的に不安を感じることなく取り組むことができます。
  • 清潔を保つための対策掃除の前後には必ず手を洗うことや、掃除用具をきちんと保管する方法を教えましょう。例えば、「掃除用具はここに片付けるよ」といった具体的な指導を行い、清潔を保つことを習慣にしましょう。

楽しいトイレ掃除の習慣づけ方法

  • 楽しみながら掃除する掃除をゲーム感覚で楽しむことが効果的です。例えば、タイマーを使って時間内にきれいにするチャレンジをしたり、掃除後に小さなご褒美を用意することも良いでしょう。「トイレ掃除マスター」の称号を与えたり、ポイントを貯めて好きなアクティビティを楽しむなど、工夫を凝らしましょう。
  • ポジティブなフィードバックを与えるトイレ掃除を上手にできた時には、必ず褒めることが大切です。「今日はトイレがとてもきれいだね、ありがとう!」や「○○君の掃除のおかげでみんなが気持ちよく使えるよ」と具体的な成果を認める言葉をかけましょう。
  • 家族全員でルールを共有する家族全員がトイレを使った後に掃除をするルールを共有し、親も同じように実践することで、子どもに不平等感を与えずに取り組ませることができます。家庭内でトイレ掃除のスケジュールを作成し、全員で守るようにしましょう。例えば、毎週土曜日の午前中は家族全員でトイレ掃除をする日と決めるなど、定期的なルールを設定します。

トイレ掃除以外で家庭でできるしつけ

  • 食事のマナーを教える食事中のマナーを身につけさせることも重要です。箸の持ち方や食べ方、食事中の態度などを家庭で教えることで、基本的な礼儀を学ばせましょう。「ご飯を食べるときは背筋を伸ばして、箸は正しく持とう」といった具体的な指導を行いましょう。
  • 家事の手伝いを促す皿洗いや掃除など、簡単な家事を手伝わせることで、家庭の一員としての役割を実感させましょう。「夕食後の皿洗いを手伝ってくれたら、お皿をしまうのもお願いね」といったように、具体的なタスクを割り当てます。
  • お小遣い制度の導入お小遣いを与えることで、労働の対価を学ばせることができます。ただし、手伝いをすることが前提であることを明確にし、適切な金額を設定しましょう。「毎週、家事を手伝ったらお小遣いをもらえる」というシステムを導入し、労働の対価を理解させましょう。

しつけの基本は褒めること

しつけは、できなかったときに怒るのではなく、できたときや挑戦したときに褒めて育てることが基本です。すぐに褒めることで、自然と習慣が身につきます。叱ると反発心が生まれ、うまくいかないことが多いのです。褒めてしつけることで、子どもは自ら進んで行動するようになります。トイレ掃除を自発的にしてくれた時には、「とてもきれいになったね、ありがとう!」と感謝を伝えましょう。

まとめ

トイレ掃除を子どもに習慣化させることは、清潔さを保つだけでなく、子どもの自立心や責任感の育成に重要な役割を果たします。親子で一緒に取り組むことでコミュニケーションも深まり、家庭内での信頼関係が強化されます。掃除をゲーム感覚で楽しみながら行い、成功した際にはポジティブなフィードバックを与えることで、子どものやる気を引き出すことができます。また、家族全員でルールを共有し、トイレ掃除をはじめとした家庭内でのしつけ全般を通じて、社会性や時間管理能力を養うことができます。しつけの基本は、褒めて育てること。子どもが進んでトイレ掃除をするようになると、親も安心して見守ることができるでしょう。

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