パスポートの写真を変更したい場合、具体的にどのような方法があるのかをご紹介します。通常の手続きでは顔写真のみを変更することは難しいため、方法や条件をしっかり理解しておきましょう。
パスポートの顔写真は単独で変更できる?
運転免許証のように顔写真のみを簡単に変更できるわけではなく、パスポートの写真更新は特別な手続きが必要です。写真だけを更新したい場合は、新たなパスポートの発行や再発行が求められるケースがほとんどです。
パスポート写真を変更できる2つの方法
写真の変更を行う場合、以下の2つの方法があります。
- 訂正新規発給申請
記載内容に変更が生じた場合に、新たに発行する申請方法です。住所や氏名の変更などと一緒に顔写真も新しいものにでき、有効期限が1年以上残っているパスポートが対象となります。この申請により現在のパスポートは無効になり、新規のパスポートが発行されます。 - 紛失・破損時の再発行申請
誤ってパスポートを紛失したり、破損させてしまった場合には再発行の手続きが必要です。この再発行の際に写真も更新されますが、故意に破損させると法的問題を引き起こす可能性があるため、十分な注意が必要です。
法的に認められるパスポートの再発行条件
次のような状況で、パスポートを合法的に再発行することができます。
状況 | 必要な手続き例 |
---|---|
結婚・離婚 | 氏名や本籍の変更が必要 |
本籍地の変更 | 同一都道府県内でなければ再発行が必要 |
生年月日の変更 | 戸籍の変更に伴う対応 |
これらの変更があった場合には、顔写真の更新も含めて再発行が認められます。
整形手術後の顔写真変更について
顔の特徴に大きな変化が生じる美容整形を行った場合には、パスポートの顔写真を新しいものに変える必要が出てくる場合があります。しかし、二重整形などの小さな変更であれば、通常、顔写真の変更は不要とされています。
アクセサリーやメイクの影響
パスポートの顔写真撮影時には、特定のアクセサリーやメイクが認められない場合があります。例えば、カラーコンタクトレンズの装着や派手なヘアスタイルは不適切とされることがあるため、撮影時は注意しましょう。不安がある場合には、専門の写真スタジオで撮影するのがおすすめです。
パスポートの破損時に必要な再発行手続き
もしパスポートを誤って破損させてしまった場合(例:洗濯機で洗ってしまったり、子供やペットが損傷させたりした場合)、そのパスポートは無効となることがあります。この場合、再発行には通常の新規発行と同様の書類(一般旅券発給申請書、戸籍謄本、顔写真)に加えて、破損した理由を説明する書類が必要です。
まとめ
パスポートの顔写真だけを単独で変更することは難しいため、新規発行や再発行による対応が主な選択肢です。状況に応じて適切な方法を検討し、必要書類を準備して手続きを進めましょう。